こんにちは!
今回は就職したての新卒看護師に向けて、看護師として働くための心構えを書いていきます。
自分が約9年くらい看護師をやってきた中で色々悩みました。
新卒の頃を振り返ると、仕事がぜんぜん回らなくて先輩に怒られたり、
事故を起こしたりして何でそんなことしたんだーて聞かれるけど全然答えられなかったり。
これらは新卒なら当たり前なので今思えばそこまで気にしなくてもよいものでした。
その中でも、今考えるとこれはやっててよかったな、とか
もっとこんな風にしとけばよかったな、とか
考えるところがありました。
なので、これから看護師として働いていく新卒の子たちに向けて就職してからの心構え5選を書いていきたいなと思います!
Contents
1,希望通りの配属じゃなくても腐らない
国家試験に合格して喜んだのもつかの間、合格した旨を病院に報告し、そこで部署の配属を知らされまた緊張に包まれる・・そんな経験をあなたもしてきたことでしょう。
大学病院とかはローテーションで3ヶ月ずつくらい色んな部署を回ったりしますよね?
(それめっちゃ羨ましい・・)
でも大体の病院は4月時点でそれぞれ専門性の違う部署に配置されるはず。
自分の希望が通った人、全然希望してない部署になった人色々いて、モチベーションも差が既に生じているかもしれません。
でも将来どんな分野に興味が出てくるかは分かりませんし、そもそも何に興味があるか分からないかもしれません。(自分もそのタイプでした)なので、まずは配置された部署で少し頑張ってみるべきです!
自分も元々うっすら小児の病棟に興味があったりしたのですが、配属されたのはICUでした。
急性期も興味がなかったわけではないので、めちゃめちゃ先輩に怒られながらも、参考書買って勉強したり、同期と一緒に疾患の勉強会を開いたりしてました。
やっていくうちに疾患について分かってきたり、出来ることが増えていったりしてやりがいに繋がっていった部分もあったし、絶対にあると思います。
2~3年働いたらその部署の大体の仕事とか疾患とかに対する理解は出来てきますし
もし異動になったとしても前の部署の知識を活かせる場面はとても多いです。
なので、よほど性格の悪い先輩がいるとか、精神的に参ってしまうような状況でなければ、
同期に愚痴ったりしながら最初の部署で踏ん張ってみてください。
どうしようも無ければ仕方ないですが!
2,参考書はあれこれ買わずまず一冊!
新卒のときはやる気に満ちあふれ、一刻も早く先輩たちに追いつこう!とメラメラ燃えている人もいるでしょう。もちろんそこまでではない人も(笑)
そんな時にやりがちなのはやる気の勢いそのまま看護や部署の疾患とかの参考書をたーくさん買い込んでしまうことです。
やる気があるのは非常によいことですが、日々の仕事もある中で勉強出来る時間はそんなに取れるわけではないし、何より就職したては日々の復習やら新人研修の課題やらもあるため、けっこう忙しいのです。
そんな状況で参考書でプラスαの勉強が出来るのは本当にやる気に満ち溢れたわずかな人だけだと思いますし、無理をしすぎて身体を壊したりしたら元も子もありません。看護師は身体が資本です!
更に一番良くないのは、たくさん参考書を買い込んで、買って満足してしまうことです。
これは自分も割とそうで、買った参考書でほとんど開かなかったものも何冊かありました。ほんともったいない・・。
医学系の参考書はけっこう高いものが多いので、何冊も買うとお値段もバカになりません。それを読まずに置いとくなんてもったいない以外の何者でもありません。
なのでまずは1冊だけ厳選してその1冊を有効活用する、というスタンスがよいでしょう。
どんな参考書がよいか、というのはここに書くと長くなるのでまた別の記事で書きますね。
3,興味のある研修は色々行っとくべし!
世間では本当に色々な看護の研修が色々なレベルの人向けに開催されています。
病院でも色々研修があったりして忙しかったりする中で、
貴重な休みを研修なんかに使いたくない!
高いお金出してまで行く気にならない・・
という人は多いと思います。
たまの休みはゆっくりしたいしお金も自分の好きなことに使いたい・・
その気持ちはすごく分かります。
自分も研修はちょこちょこ行ってた方かなと思いますが、
実際値段の高い研修もありますし、あまり気乗りはしませんでした。
でも、新卒から2年目位までは正直病院での役割というのはあまりありません。
経験年数が増えるにつれ色んな仕事を任されたりします。
それはそれでやりがいがあるのかもしれませんが、
徐々に自分の時間を仕事に割くことが増えてきます。
更に、もし将来的に結婚したり、子供が出来たりしたら
自分だけの時間というものはなかなか取りづらくなるし、
お金も簡単には使えなくなります。(経験談)
でも逆に言えば、新卒~2年目の時は
自分のことだけ考えて、勉強に時間とお金をたくさん取れる
ってことです。なので、なんか面白そうとか、興味のある研修には可能な限り行ってみることをオススメします。
研修の日程や内容は病院に配布されてるものとかもありますし、看護協会が開催しているものは比較的値段が安く設定されていたりします。自分で調べてみても色々出てくると思います。
4,職場の集まりには最低限行っておく
少し仕事の話からは離れるかもしれませんが、
職場での集まりとかは病院系は割と機会が多いかと思います。
医師やその他の職種の人達と関わる機会も時々あります。
職場の人とご飯とか行きたくない、友達との方が楽しい
そういう声もありますし、それは間違いないです。
何が楽しくて上司やら先輩に気遣ったり挨拶したりせないかんのや!
ていうのはおおいに分かりますし、そう思う部分も多々あります。
が!やっぱり仕事というのは日々の日常の大部分を占めていますし、
必然的に職場の人と関わる時間が最も多くなります。
そして看護師は職業柄シフト制のため一般企業で働いている人と休みが合わなかったりすることも往々にしてあります。(看護師の友達と遊べばえーわ!て方もいると思いますが笑)
個人的な経験になりますが、自分は1年目の時相当へぼくて、
インシデントの回数も同期ではトップで
温厚な先輩にも仕事が終わってなくて怒られてたようなやつです。
でも仕事の集まりとか、宴会での余興とかは嫌いじゃなかったので割と参加していたら
何だかんだイジられたり、フォローしてもらったりされていた気がします。
(もちろん真面目に仕事に取り組んでいて勉強も出来ないなりにやっているというのは大前提)
それに、職場に色んな人がいるのももちろんですが、
それ以上に患者さんには本当に色んな人がいます。
こだわりの強い人やキャラの濃い人等・・
そういう患者さんと嫌でも関わっていかなきゃいけないので、
職場の集まりで色んな人と話したり、対応をしたりすることは
仕事で患者さんに対応する上でも良い経験になると思います。
コミュニケーションを取る練習と思って行きましょう!!
5,お金は使いすぎない!
最後は看護師関係ないやん!と言われそうですが(笑)
確かにどの職種でも一緒ですが、これは本気の話です。
看護師は一般的な企業とか公務員の初任給に比べると割と給料が高めのことが多いです。
一人でならそれなりに余裕のある生活が出来ますし、実際自分も余裕ぶっこいて遊びまくっておりました。
そして病院には高給取りの一角と言える医師の皆様がおられます。
医師の先生方は割と気前が良いので、色んなちょっとお高めの良いお店に連れてってくれたりすることもあるでしょう。
でもそんな生活をしてると段々と
自分の生活レベルとかエンゲル係数とかが知らぬ間に上がりまくってしまうのです。
自分も含めてですが看護師の知り合いの人で
結構な年数働いてるのに貯金がほとんどない
という人もちらほらいます。
若いうちならお金をもっと簡単に貯められたのに・・と後悔する日々です(泣)
お金と時間を好きに使えるうちに研修とか受けといたほうがよい!
と前述した手前ではありますが、
そこに使うお金ももちろんあってよいし、
おいしいものを食べるために使ってももちろんよいです!
ですが、給料のうちの何万円かでもよいので最初に天引きして
こつこつ貯めておくのは絶対にやっておいたほうがよい!
です!
まとめ
以上、新卒看護師さんに向けた働く上での心構えを書いてみました!
まとめとしては、
- 希望通りの配属じゃなくても腐らない
- 参考書はあれこれ買わずまず1冊!
- 興味のある研修は色々行っとくべし!
- 職場の集まりは最低限行っとく
- お金を使いすぎない!
の5つになります!
とはいえ、ここに書かれているのは看護師とか関係なく
すべての職種に共通するものじゃないかと思います!
でも一般的な仕事に比べると看護師は一通りの仕事が出来るようになるまで
比較的時間がかかる(病態は幅広いし急変時の対応なんて何回経験しても慣れない・・)
し、そんな中で新卒は色々出来なくて当たり前です!
出来ないことを悩む必要はないし、皆通ってきた道です。先輩も分かってます。
自分も同じ道を歩んできたはずなのに理不尽に怒ってくる先輩がいたら
そいつは変なやつなんで無視していいです(笑)
コミュニケーションを取ろうという姿勢と、
仕事や勉強に真面目に取り組む姿勢があれば
ちゃんと看護師としてやっていけます。
あ、健康管理はもちろん大前提としてあります!
身体が一番の資本です!
心と身体の健康を第一に、上に書いたことを頑張ってみてください!
今回は以上になります!
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