ケアマネ試験に一発合格!1万円以内で出来る3ステップ勉強法!

こんにちは!
今回の記事ではケアマネジャー試験の勉強法について書こうと思います!

自分が看護師としてのキャリアを考える中であれこれ研修を受けたり資格を取ろうかなとしている中で受けたものの一つがケアマネジャーでした。

急性期の領域で働く中でなぜケアマネ?と思われる方もおられると思います。

自分自身でもそうでした(笑)

ただ将来的に高齢化がどんどん進んでいく日本において、医療の在宅への移行は今後どんどん進んでいくのではないかと考えられます。

そんな中で、急性期で手術とか治療を受ける患者さんばかりを見てきた自分にとって、

退院した患者さんがどのような生活をしていくのか、どんなサービスを受ける必要があるのか、

等を知ることは自分の視野を広める意味でも良いかもしれないと思い、受けることに決めました。

実際に勉強する中で、今まで全く知らなかった分野(介護保険や在宅、施設サービス等)の知識を得ることができとても新鮮でした。

そしておかげ様で一発で合格することができましたありがとうございます。

今回はそのケアマネ試験に向けて実践した勉強法、使ったテキスト等について書いていこうと思います。

詳細は後述しますが、ケアマネ試験、なかなかお金がかかります。

費用をおさえつつ合格を目指した自分のやり方が参考になれば幸いです。

ケアマネジャーとは?

医療職の方ならなんとなく聞いたことがあるかもしれませんが少し職業について書いておきます。

ケアマネジャーとは介護支援専門員のことであり、ざっくり説明すると

介護保険によって認定された要介護者(施設や在宅で生活をする中で何らかの援助が必要な方)に対して、適切な社会資源やサービスを提供するためのプラン(ケアプラン)を立てる人

のことを指します。

ケアマネジャーは介護サービスが必要な人とサービス事業所をつなぐ調整役として、

とても重要な役割を担っています。

看護師の目線から見ると患者さんが入院→治療→退院という経過をたどる中で、

後遺症や介護する人がいない等でこの人退院後家で生活できるかなー、リハビリとかが必要かなーといった時に

必要なサービスやらを一緒に考えてもらって、その手続き等をしてくれる大変お世話になる職種の方です。(急性期においては実際に関わる機会は少ないですが・・)

ちなみにケアマネジャーは国家資格ではなく、各都道府県によって認定されるものになります。

一見国家資格と思われそうなのになぜ・・?(試験問題は全国一律です)

合格率は令和元年度は20%前後、一昨年は10%台でかなり低かったみたいです。

ケアマネ試 験の概要

ケアマネ試験は毎年10月前半頃に実施されています。

(令和元年度は10月13日、台風で一部地域延期あり)

その年の5~6月頃に各都道府県の市、区役所等に試験の実施要項、

応募用紙等がまとまった冊子が設置されるためその要項に沿って応募をします。(下写真)

7月前半あたりが応募の締め切りで、9月前半くらいに受験票が郵送されてきます。(令和元年度福岡市は7月2日締め切り)

詳細は各市町村のホームページ等を参照してもらえたらと思います。

どうやら受験料は都道府県によって額が違うらしいです。それもなぜ・・・?

ちなみに試験の名称は介護支援専門員実務研修受講試験、であり、

試験に合格したら実務研修があり、それを修了したら介護支援専門員の資格がもらえる、

という仕組みです。

つまりここでいう試験というのは

実務研修を受ける資格を得るための試験

ということになります。

受かったら終わりじゃないんです・・。

研修を受けるのにももちろん受講料がかかります。

しかもけっこう高い。(約6万円くらい・・)なかなかの出費ですね・・。

ケアマネ試験においては問題が

「介護支援分野」:介護保険とか要介護認定の制度について:25問

「保健医療サービス分野」:老年期の病気とか医療保険サービスについて:20問

「福祉サービス分野」:介護サービスや施設について:15問

と出題範囲と問題数が設定されています。

このうち介護支援分野で約6割、

保健医療と福祉サービス分野から約6割正解が合格基準になっています。

つまり

満点を取る必要はなく、各分野で満遍なく点を取るための勉強の仕方が必要

になってきます。

合格までの3ステップ勉強法

ケアマネ試験を受験するにあたってネットで試験対策を調べてみると、

通信講座(○ーキャンとか○チイとか)や通学講座が色々たくさん出てきます。

でもどれもまぁまぁ高い・・

通信講座は2~3万円、通学になると10万超えがほとんど・・。

試験自体の受験料も大体1万円前後するし、合格した場合には前述した通り受講料も払いますので、そんな払う金ねぇわ!という人におすすめするのが今回の本題になります。

Ⅰ.MICの介護支援専門員基礎講座の無料CDをひたすら聞く(半年以上前~最後まで)

MICというのはケアマネジャーや社会福祉士等の試験を受ける人向けの教材等を販売している会社になります。

音声教材等をたくさん出しており実績もある会社ではあるみたいですが、

有料の教材に関しては上述したように良いお値段します。

そこでおすすめするのが無料で配布してもらえる基礎講座のCDです。

内容については介護保険制度や居宅サービス、施設サービスの基本的な概要についてで

全然試験に合格するには足りないのですが、おすすめする理由はずばり

とっつきやすい

これに尽きます。

そもそもケアマネ試験においては、介護保険制度とそれに指定された施設サービス等の

基準に関しての知識等が必要不可欠になりますが、

介護施設で働いている方ならまだしも、

普通の病院で働いている方は

介護保険って実際どんなんなん?なんも知らんけど!

みたいな人がほとんどと思います。

そんな状態でテキスト買って読んでても

制度、施設基準、県の仕事・・・Zzz、いかんいかん!

となること請け合いです。

そんな人にとってこのCDは

勉強のとっかかりとしてベストじゃないかと考えます。

自分はこれを通勤中に延々と流して聞いてました。

働きながら勉強するのは大変ですし、まとまった時間も取りにくい中で

スキマ時間に聞いておくだけで

なんとなーく介護保険やらの概要が

イメージ出来るようになります。(CDの中のセリフを引用しました)

このCDを頼んだ後、有料教材を勧めるお手紙が大量に送られてきますが

とりあえず華麗にスルーしました。

結果的にはスルーしてよかった。

何より無料という点が大きい!

のですがどうやら無料での配布は数量限定だったみたいで

今年度4月時点ではすでに配布が終了しているみたいです・・

記事書くタイミングをミスった。

毎年1~2月前後に数量限定での配布のようですので、気になる方はチェックしてみては!

耳で聞きながら勉強するのは働いている方にはかなりおすすめなので

ある程度の値段のものを選んで買うのもありかもしれません。

(1万円以下と言っていたのにいきなり越えそうな感じですが・・・)

Ⅱ.過去問とテキストを購入して過去問解く→テキストで確認を繰り返す(4ヶ月前~2ヶ月前)

めちゃ普通のことを書いてる気がしますが(笑)

当たり前ですが勉強をしないと試験にはほぼ受かりません。

というのも、ケアマネ試験においては(看護師の国家試験もだったと思いますが)

マークシート形式の問題になっていますが、

選択肢を2~3つ選んで回答するもので全問が構成されています。

選んだうちの1つでも違えばその設問は不正解になるためまぐれではほぼ当たりません。

なので1のCDで介護保険やらの勉強に飛び込める体質を身につけた上で

テキスト、過去問で勉強をしました。

使ったテキストと過去問は、中央法規さんが出されているもので

ケアマネ試験ワークブックと過去問集です。


【送料無料】 ケアマネジャー試験ワークブック 2020 / 介護支援専門員受験対策研究会 【本】


【送料無料】 ケアマネジャー試験過去問解説集 2020 / ベストウェイケアアカデミー 【本】

値段は両方とも3000円くらい。

色々種類がありましたがパラパラ読んでみて見やすそうだったのでこれにしました。

テキスト自体は正直そこまで選ぶのを気にする必要はないと思っていて

(書いといてなんですが)、

過去問を解いた時にしっかりテキストに戻って理解を深めるというプロセスを踏むのが重要

と思います。

紹介した2冊以外にも予想問題集とか暗記ブックとか色々ありますが

あれこれ手を出しても手が回らないのは間違いないですし、

この2つだけあれば十分かなと思います。

何ならステップⅢで書いているアプリをしっかり使いこなせればワークブックだけでもよいかもです。

自分の勉強法としては、過去問は5年分あったものを一通り順番に解いていきました。

一回分を解いて、解説を読んで、理解出来てない内容ならテキストに戻って内容を読んで、

という流れの繰り返しであるので最初は時間がそれなりにかかります。

徐々に一回分を解く時間が短くなってくると思います。

自分はフルタイムで働いていましたし多くの方もそんな中で受験をすることと思いますので、

短い時間をいかに有効に使うかが大事になってきます。

日勤の日は出勤前の朝ちょっとだけ早く起きて30分位問題を解いたりしていました。

一日30分くらいでもいいのでとにかく少しずつ解いて→読んで

を繰り返していくことが大事と思います!

Ⅲ.ケアマネ過去問アプリを使って問題を解きまくる(2ヶ月前~最後まで)

最後のステップがスマホでダウンロード出来る過去問のアプリを使って問題を解きまくる、

というものです。

これまたありきたりな内容かと思われるかもしれませんが

自分にとってアプリは非常に有用なツールになりました。使ったアプリは

ケアマネ(ケアマネージャー)暗記カード+過去問解説付き

です。

アプリのメリットについていくつか挙げると

①CD教材同様スキマ時間を使って少しずつでも使える

②およそ10年分くらいの過去問を網羅している

③分野別、苦手別に問題を解いていくことが出来る

という点です。①は働いている方にとって必須のものと思いますが、

いいなと思ったのが②と③です。

このアプリは平成22年度からの試験問題を収録してくださっています。

そんな昔の分やらなくてもよくね?て思われる方もいると思います。

自分もそうでした。

でも正直言って過去5年分だけを解いて試験を受けていたら合格していなかったろうなと思います。

5年分より前の問題を解いてみると、「え?この問題なに?」「聞いたことねえ・・・。」みたいな問題が結構あります。

でもテキストに戻るとしっかり書いてある。

そして実際受けた試験でそのあたりの問題が結構出た。

たまたまと言われればそれまでですが。

そこまできっちり勉強すればいい話かもですが

その辺りまで網羅するにはとてつもない労力がかかります。

それができない人のための勉強法なので!(笑)

そして最もよい、使いやすいと思ったのが③の部分です。

勉強をそれなりに進めていって過去問を何回か解いているうちに、

「ここらへんはまあまあ解けるな・・」

「この分野全然分かってねえ・・」

みたいなのが出てくると思います。

概要の部分で書いたように、ケアマネ試験においては満遍なく点を取る必要があるため、

苦手分野の克服は必須と言っても過言ではありません。

そうなると苦手分野を克服せねば!ってなりますよね。

その時に「分野別に問題を解く」「苦手別に問題を解く」という機能が使えます。

自分が勉強していく中では、「保健医療サービス分野」については、

高齢者の身体の特徴やかかりやすい病気等についての設問が多く、

看護師として勉強してきた知識でカバー出来る部分が多かった印象でした。

その代わり「介護支援分野」「福祉サービス分野」はやはり馴染みがない分覚えにくく、

点数は低めでした。

アプリではそれぞれの分野ごとに問題が仕分けされており、

自分が解きたい分野の問題だけをひたすら解けるようになっています。(下図)

なのでその分野に焦点を絞って過去問を解いてました。

ケアマネ試験は色んな職種の方が受験されますので、

例えば介護職の方は病気の知識等への対策として

「保健医療サービス分野」を解きまくる、というパターンもあるかもしれません。

また、勉強しながら、

これは完璧に分かる!で正解した問題と、

うーんこれかな?で正解した問題が出てくると思います。

もちろん全然分からん!という問題も。

その微妙な感じで正解した問題は、自分の中で選択肢の内容を理解できていないので、

しばらくして同じ問題を解いても間違える可能性が高いです。

試験でも同じです。

そーいう問題に対して、このアプリでは理解度に応じた付箋を付けることができ(下図)、

付箋の色ごとに問題を解くこともできますので、

理解できていない問題にだけひたすら取り組めます。

過去問を解く過程において重要なのは、

問題の選択肢を完全に理解出来るまで解く、ことです。

「この問題見たことある、これが正解だったよな」というスタンスでは、

何回解いて正解しても全然意味がありません。

選択肢のどこが間違っているかが分かり正しい答えが分かるくらいまでになれば、

本番の試験でも知識の応用が効くと思います。

あと、書いてなかったですがこのアプリももちろん無料です。

ちょいちょい解説の内容が、ん?みたいなのもありますが

ほんの少しですし、お金払ってもいいくらいのクオリティと思います。

作成者様には感謝感謝です。

まとめ

ここまで自分が実践してきた勉強法について書いてきました。

ポイントとしては、

  1. 働きながらの勉強なのでスキマ時間を有効活用する:聞きながら勉強、アプリで勉強!
  2. 過去問をベースにして内容を理解できるまで繰り返し解く:択肢が理解できていなければテキストに戻る!

というところでしょうか。

ただ、スキマ時間を使うにも限界がありますし、

問題を解くのもそれなりに時間がかかります。

なのでこの勉強をする中で最も重要と考えるのは、

早めから勉強を始める

これだと思います。

当然半年前から始めるのと3ヶ月前から勉強を始めるのでは、

同じ量を勉強しようと思ったら一日辺りの勉強時間が全然変わってきます。

一日30分くらいなら何とかできても、1時間2時間となると

働いて、かつ家庭がある方などはまとまって集中出来る時間を取るのが難しいと思います。

自分は試験直前、さすがに3~4時間は勉強しましたが、

それも休日の話で平日は1時間くらいだったはずです。

それもこれも早い時期から勉強を始めたおかげで

大きな時間的負担にならなかったからでしょう。

ケアマネ試験に限らずですが、社会人の試験勉強は早めに始めるのが鉄則かなー

と今回の受験を通して自分も学びになりました。

おわりに

タイトルに1万円以内!ってでかでかと書いてますが、

自分が勉強にかかった費用はテキスト代のみなので

ざっくり6000円ちょっとくらいになります。

ですがⅠで書いた無料CDは数量限定みたいなので、

それをゲットできなかったらもっと高くなるやん!て言われると思い・・

調べてみました。

調べてもらったら分かりますが、試験勉強対策用のリスニングCDも売られていました。


ケアマネ 濃縮ケアマネージャー 2020 CDセット CA1

これは6000円くらいですね・・ちょっとお値段高いかなって気もしますが・・

お金払う分絶対無料CDよりよいクオリティでしょう!(笑)

これを合わせても合計12000円くらいなので・・・

これで勘弁してくださいすいません。

長くなりましたがこの記事が少しでもケアマネ受験者の皆さんの参考になれば幸いです。

今自分は合格後に受ける実務研修を受講中でその記事も書けたらと思っていたのですが、

ご存知コロナウイルスの影響で研修自体が延期になっています。

このままいくと来年度まで研修が持ち越される可能性もあるので

何とも言えないところです・・。

一刻も早く収束してくれることを願います。

医療・介護関係の皆様毎日本当にお疲れさまです。

お身体には十分気を付けてお互い頑張りましょう。

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